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日経NEEDS-ADBは、日本経済新聞社より販売されている地域総合ファイルで、 市区町村・都道府県別に各種の統計データが収録されています。
主なものを下表に示します。
調査主体(発表者) | 調査名称(原データの収録書) |
---|---|
運輸省 | 市区町村別自動車保有車両数 |
建設省 | 都市計画年報、全国都道府県市区町村別面積調 |
厚生省 | 人口動態統計、地域医療基礎統計 |
自治省 | 住民基本台帳に基づく全国人口・世帯数表、人口動態表、地方公営企業年鑑、市町村別決算状況調 |
総務庁 | 家計調査年報、国勢調査報告、事業所統計調査報告、就業構造基本調査報告、消費者物価指数年報 |
通商産業省 | 工業統計表、商業統計表 |
農林水産省 | 生産農業所得統計 |
国土庁 | 地価公示 |
各県統計課 | 学校基本調査結果報告書 |
建設物価調査会 | 建築統計年報 |
本データは、横浜市立大学商学部の予算で毎年1回更新されています。 商学部の教員・職員・学生はもちろんのこと、大学の構成員であれば 誰でも利用可能です。
ただし、データを用いた成果を外部に公表する場合は、 「日経NEEDSデータ(地域総合ファイル)を使用した」旨を 必ず書き添えてください。
なお、データに不備を発見されたような場合は、 日経あるいは公表者への直接の問合せはなさらず、 あらかじめ坂口にご一報ください。 その際、どの内容に問題があるのかを具体的に 「地域、項目、年次」の情報とともにお知らせください。
すべてのデータには、統計値の種類を表す項目コードと対象地域を表す
地域コード、および収録期間の情報が付与されています。
地域コード
地域コードは、JISで決められた5桁のコードで、上位2桁は都道府県を示し、
下位3桁は市区町村の個別コードを示しています。
具体的な地域名(市区町村名)とコードとの対応は、
後述のwhereコマンドで調べることができます。
項目コード
項目コードは、各種統計書から得られた項目に付与された独自のコードで、1 字の英字と4桁の数字の合計5桁のコードです。項目名とコードの対応は、 後述のwhatコマンドにて調べることができます。
最初の英字は、項目の大分類を表しており、表1-2.のような4種類があります。
英字 | 分類 |
---|---|
C | 地域総合データ(各種データ) |
F | 地方財政データ |
S | 工業統計、商業統計データ |
P | 人口・国勢調査データ |
項目の詳細については「日経地域総合ファイル・データ説明書」を参照して ください。
複数の地域を一括で指示したり、関連するデータ項目を一括で指示するために、 グループ化して扱うことができます。 指定は、後述のsetコマンドを用いて利用者が独自に 決めることができる他、 政令指定都市や年齢別人口を表すものがあらかじめ定義されています。 グループコードは、1文字以上最大5文字以内の英数字で決めます。 グループコードの定義状態はgroupコマンドで 確認できます。
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